舞  台  作  品


 

  タイトル

上演

 演出

 会場

   備考

冷蔵庫の仲間たち

1965

せんぼんよしこ

日仏会館ホール 

創造造形アート・スタディオ。三幕六場。

家族3人が外出から家に戻ると、二階に寝ていた末っ子の

ユミ子が死んでいた。ユミ子の不審な死を知られたくない家

族は突拍子ない行動に出る。

台本(劇団造形上演台本)は早稲田大学演劇博物館にある。

モルガンお雪

1977 

津村健二

帝国劇場 

 

門ーわが愛

1983

島田安行

六本木・俳優座劇場

原作:夏目漱石、脚本:早坂暁

劇団俳優座。台本(俳優座237回上演台本)のコピーを入手。

夢千代日記

1985.6

石井ふく子

新橋演舞場

台本:早坂暁

舞台作品の「夢千代日記」は、同名のテレビドラマと映画の

台本が書かれたのちに書かれた。従って、映画で夢千代の

死が描かれたのちの作品ということになる。早坂先生はこ

う書いている。「現実(、、)()夢千代は死んだ。そして、これから

は、あの(、、)夢千代を偲ぶ物語がはじまるのだと。――その意

味では夢千代はまだ死んではいないのです。あの夢千代

の物語は、これからも舞台などで続いていくと思うのです。」

(「夢千代日記・夢心中」 1985年 大和書房 193ページ)  

台本は早稲田大学演劇博物館にある。 

修羅の旅して

1986

熊井宏之

池袋・サンシャイン劇場

劇団企画クォーター

同名のテレビドラマの舞台化。台本は神奈川県立青少年

センターの演劇資料室にある。

好色一代男:おらんだ西鶴

1985.6

作・演出:

早坂暁

新橋演舞場

西鶴演劇シアター実行委員会

玉の都

1987

津上忠

三多摩都市巡演

わらび座

八王子市城の落城(1590)当時の戦国時代を舞台にした創作

ミュージカル。

秀吉に攻め込まれた八王子城が落城した際、城主の息子、

北条氏晴は祭りの獅子舞にまぎれて逃げ、やがて農民とな

り、機織り一家と共に暮らす。朝鮮半島からの渡来人の姿も

描いている。

花へんろ

1988.2.2~29

脚本:堀越真

演出:鴨下信一

東京宝塚劇場 

原作:早坂暁

天下御免

1989.8.326

作・演出:早坂暁

新橋演舞場

松竹制作の舞台版

空想家族

1989.9.14

10.1

 

脚本・演出:早坂暁

 

 

博品館劇場

 

オフィス・ナイン。二幕

30年会社のために働いた君原和子が送別会で倒れ、後輩たちが

彼女を自宅に連れ帰るが…。そこから始まる会話で、一人ひとり

の、自分が演じ、信じてもいた空想がはぎとられ、隠していた秘密

暴露されていく。

「セリフの格闘技」(早坂先生)。

主演:市原悦子。

台本は神奈川県立青少年センターの演劇資料室にある。

山なべ山っ子

 

1990

 

 

 

影絵劇団かかし座

ミュージカル ナースステーション

1991.11.8

24

脚本・演出:早坂暁

博品館劇場

「泣くな看護婦、ガンバレ看護婦 ……これは戦場のミュージカル

です。」(早坂暁)

主演:古村比呂など。再演 が強く望まれる作品。

台本は神奈川県立青少年センターの演劇資料室にある。

なお看護学雑誌56巻2号(1992年2月)に「ミュージカル『ナース

ステーション』を観て」が掲載された。

https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.11477/mf.1661900574

女相撲

1994

 

西川信廣

 

 

 

東京芸術劇場中ホール

 

 

みなと座第10回公演 

赤サギちゃんに気をつけて

1994

 

 

人形劇団プーク

私を忘れないで

1995

台本・演出:内山鶉

日本橋・三越劇場

劇団民藝。二幕。

1989年のテレビドラマ「失われし時を求めて―ヒロシマの夢―」

舞台化した作品。原爆のために記憶喪失症になった男と、

24年間、彼の帰りを待ち続けた妻。妻はけんめいに彼の記憶

を呼び覚まそうとする。

夫の役は鈴木智、妻の役はテレビドラマと同じ樫山文枝。

台本は神奈川県立青少年センターの演劇資料室にある。

 

女相撲ハワイ大巡業

 

1996

早坂暁

銀座・中央会館

桂枝雀落語芝居

この世が天国—カラオ

ケ萬歳-

1998

早坂暁

新橋演舞場 

 

松竹新喜劇。主演:島倉千代子。

週刊新潮連載の「花へんろ風信」(1998.3.19)ではタイトルが

「この世が天国――カラオケ万歳」で、万歳のフリガナが「ま

んざい」になっている。(同 1998.6.11も参考になる。)

オッペケペー

1998.10.30~

作・演出:早坂暁

 

朝日新聞創刊120周年記念。明治の舞台俳優、川上音二郎

が主人公(参考:週刊新潮連載「花へんろ風信 」1998.11.5、11.12)

渥美清子の青春

2001

 

宮永雄平と共同脚本・演出

 

紀伊国屋サザンシアター

 

 

()日本劇団協議会

牡丹燈籠狂騒曲(らぷそでぃ)

 

2002

2005

 

 

作・演出:早坂暁

 

音楽こっけい劇

音楽劇 金子みすゞ最期の写真館

2005.7.16

~17

脚本・演出:早坂暁

南青山マンダラ

芝居屋無門館

よだかの星ーわが子よ、賢治ー

 

2006

 

杉本孝司

   紀伊国屋サザンシアター

東京芸術座

 

 

 

 

夢千代日記

 

 

 

 

2010.10

2011.8

  (2種)

  

台本・演出:志村智雄

演出:橋本英治

(2011年8月の台本の記載による)

 

 

 

 

前進座。二幕十一場。原作:早坂暁

夢千代がいる置屋・はる家に記憶喪失のマコトが逃げ込んでくる。

テレビドラマ「夢千代日記」のいくつもの話を組み合わせてつくら

れた作品。夢千代の、原爆症とたたかいながらもひたむきな生き

方が強く印象づけられ、好感が持てた。

「私ね、一年しか命がないと思わず、まだ一年も命がある、そう思

って生き続けます。…そしてもっと、もっと生きていることを感じて

みたい。」

台本は早稲田大学演劇博物館にある。

筆者は2011年8月の台本を見たが、2010年8月のものと全く同じ

かどうかは未確認。

 

夢千代日記:暁のひと

 

 

不明、3月

 

 

作・演出:早坂暁

 

日本橋・三越劇場 

 

「三越劇場3月樹舎提携公演台本」が早稲田大学演劇博物

館にある。

 

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